気をつけたい出産(逆子・前置胎盤&部分前置胎盤・VBACなど)
■逆子
胎児の3~6%は、逆子のままお産の日を迎えるといわれています。逆子の経膣分娩は、体の中で一番大きい頭が最後になるので、頭が出にくいことが心配されます。日本では、逆子の約半数が帝王切開で生まれています。逆子の状態によって自然分娩は不可能ではありませんが、頭から生まれる子のお産よりリスクが高いため、医師とよく話し合って出産方法を決めることが必要です。
■前置胎盤・部分前置胎盤
通常、子宮底部(子宮口と反対側の底)から体部(子宮口から子宮底までの間)につくはずの胎盤が、子宮の入り口をふさぐ形でついている状態を前置胎盤といいます。胎盤が完全に子宮口をふさいでいるものを「全前置胎盤」、一部をふさいでいるものを「部分前置胎盤」、胎盤の下の縁が子宮口に少しかかっているものを「辺縁前置胎盤」と言います。
その程度によって、お産の対応が異なり、「全前置胎盤」の場合は、ほぼ帝王切開になります。前置胎盤と診断された際は、妊娠中や分娩時の出血に注意しなければなりません。妊娠中から医師とよく話し合い、経過を慎重に見ていく必要があります。
■VBAC(Vaginal Birth After Cesarean)
帝王切開をした人が、次に経膣分娩することをVBACといいます。VBACの危険性は、通常より子宮破裂を起こしやすいことです。子宮破裂は1000人に1人か2人に起こるという程度ですが、起きてしまったら赤ちゃんの生命が脅かされます。VBACが可能と考えられる基準は、医師によって異なり、前回出産時にどんな理由で手術になったかや、切開の方法などが問題となります。
