母乳育児成功の秘訣(入院前~退院まで)
■病院選び
生まれてくる赤ちゃんを母乳だけで育てられるかどうかは、病院選びによって大きく左右されます。母乳育児に熱心な病院を選ぶことが大切です。基準になるのは、以下のポイントです。
・自然な出産を尊重し、薬や安易な帝王切開に頼らない病院
・出産直後から母子同室を実施している病院
妊娠→出産→母乳育児という、母子に備わった自然の流れを断ち切らなければ、誰でも母乳育児は可能です。地域にこのような病院がなければ、助産院を訪ねるのも良いでしょう。
■乳房の手入れ
妊娠20週頃からは、授乳に備えて乳首の手入れや乳房のマッサージをしておきましょう。
乳首の形を赤ちゃんが吸いやすいように整え、赤ちゃんが強い力で吸っても切れないように皮膚を鍛えます。また、乳房をマッサージして乳腺にしこりをつくらないようにします。特に陥没乳頭の場合は、妊娠中からつまみ出すようにケアしておくと、赤ちゃんが吸い付きやすくなります。助産師さんに指導を受けて行いましょう。
■出産後退院まで
出産後の第1日目が母乳育児成功の鍵を握っています。
赤ちゃんが産まれ、母子ともに異常がなければ、でききるだけ早く(遅くとも1時間以内に)母乳を吸わせてみましょう。赤ちゃんに乳首の感触、母乳の味、ママのぬくもりと声を教えてあげてください。初日に何度も乳首をすわせることによって、ママの身体の中では、母性を育てるホルモンが分泌され、お母さんらしさが備わると同時に、母乳の分泌がぐんと良くなります。
はじめはなかなか母乳が出ませんが、3~4日目から急に出始めたと感じることが多いようです。赤ちゃんは、生まれて3日間位は何も口にしなくても生きていける力を持っていますので、あせる必要はありません。また、赤ちゃんは生後数日間体重が減るものですが、減り方が大きいと人工乳をすすめられることもあります。しかし、ここであせって母乳以外のものを与えないようにしましょう。乳首を吸う回数が減り、母乳の分泌がすすまなくなってしまいます。「吸わせれば母乳は出る」ということを忘れずに。
