注意したい症状(妊娠中毒症・多胎・骨盤位など)
■妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)
妊婦特有の病気・合併症で、高血圧・むくみ(浮腫)・蛋白尿が典型的な症状です。妊婦の10人に1人がかかるともいわれ、身近な病気なのですが、症状が重くなると、母体・赤ちゃんともに命の危険がありますので、日頃から予防していく必要があります。
妊娠中毒症の直接的な原因は分かっていませんが、極端に太っている人、急激に体重が増えた人、高血圧家計の人、双子など多胎妊娠の人は、母体への負担も大きく、妊娠中毒症になりやすいようです。予防策として、睡眠を十分にとり疲れたら休む、体重を必要以上に増やさない、塩分を控えたバランスの良い食事を摂るなど、母体への負担を軽くする生活を心がけましょう。
■多胎
2人以上の赤ちゃんを同時に妊娠する多胎妊娠は、単胎妊娠に比べて、どうしても母体にかかる負担が大きいので注意が必要です。多胎妊娠で最も気をつけるべきことは、早産と妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)の予防です。塩分を控えたバランスの良い食事を心がけて、過労を避けましょう。通常より健診の回数を増やして、こまめに経過を見ていく必要があります。
■骨盤位(さかご)
赤ちゃんは通常、頭を下にした頭位で子宮の中にいますが、骨盤位は、頭を上にして足やお尻が子宮口の方をむいている状態です。妊娠7ヶ月頃までは、半数くらいの赤ちゃんは骨盤位ですが、出産時までに骨盤位が治らない人は5%程度と少数です。
出産時は一番大きな頭から産道を通過しないと、赤ちゃんが危険な状態になるので、出産時まで逆子が治らないと帝王切開になる可能性が高くなります。
骨盤位は妊娠30週頃までに、自然に頭位になることが多いので様子を見ますが、30週を過ぎても骨盤位が治らない場合は、逆子体操や、外回転術を試みる方法があります。
外回転術とは、お腹の上から赤ちゃんを動かして逆子を治す方法です。この技術に長けている助産師や医師を見つけて、相談するのも手です。
また、足の小指のつぼ「至陰」へのお灸も、逆子治しに効果があるといわれています。
